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彼はキている。
オランダ、いや世界有数の変態エレクトロ星人ライク・ア・ティムは、92年に<DJAX-UP-BEATS>レーベルから颯爽と登場した。当初はシカゴ・アシッドにインスパイアされたTB-303を多用した作風であったが、その時からすでに彼はブチ切れていたといえる。世界で初めて303のベース音にオーヴァードライヴをかける(「ビヨビヨ」が「ビョワーッ! ビョワーッ!」に変身)という手法を用いたのである。それは後にドイツのハードフロアがパクったことでテクノ・シーン全体へと広まった。つまりティム青年は、アシッド・テクノの前進に大きく貢献した、とても偉い人なのです(?)。
97年に、<GEIST>レーベルを自ら設立。00年には、エイフェックス・ツインが主宰するUKの名門<REPHLEX>レーベルから、コルグ社製のリズム・シンセ=エレクトライブを全面的にフィーチャーしたアルバム『レッド・アンド・ブルー・ボクシング』を発表した。デビュー当初からまったく衰えることのないその実験精神溢れるトリッキーなキテレツ音楽は、まさに筋金入りである。キケンキケン。

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