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カウント・ベイシー楽団の看板スターだったテナー・サックス奏者、レスター・ヤング。ナイーヴな感受性をもつヤングは、テクニックよりも歌心を重視したプレイを展開。その軽やかで柔らかい音色は、しばし女性的と形容された。
彼の最盛期はカウント・ベイシー楽団在籍中の30年代から40年代にかけてであり、何枚かのソロ作品に残された演奏は、洗練の極致と言える。とくにバラードで聴ける、ガラス細工のように繊細でありながら、なめらかで自然体のソロは、歴史に残る名演だ。
50年代に入り、私生活やアルコールの問題により精彩を欠いてしまうプレイは、しかし人間味あふれる音色を響かせた。59年に死去……合掌。

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