LEO今井の記事一覧

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本名レオ・アレクサンダー・今井。日本人の父親とスウェーデン人の母親との間に生を受け、小中学生時代はロンドン、高校は東京で過ごす。日本語と英語の他に、スウェーデン語、フランス語なども嗜むという。また、オックスフォード大学院に進学し、文学の博士号取得に励むという才人でもある。
そんな彼が奏でるのは、エレクトロやヒップホップなどの要素が混在した新感覚のフォーク・ミュージック。その佇まいは“BECK meets はっぴいえんど”とも評される。デビュー・アルバム『CITY FOLK』(06年)は、英語と日本語を駆使したリリックによる文学的な味わいが心地良く、またJuicy☆Mama(HIFANA)、石井マサユキ(Tica)、鈴木賢司、青柳拓次(Little Creatures)といった東京エッジ・ミュージック・シーンの要人たちが多数参加したことも話題を呼んだ。翌07年には続編的作品『CITY FOLK 0.5』をリリース。
いわゆる“フォーク”という言葉から連想される旧態依然としたイメージからは程遠い、先鋭的なその音楽世界には、現代の吟遊詩人のかくある姿が浮き彫りになっている。