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Le Orme

(レ・オルメ)

今やイタリアを代表するベテラン・ロック・バンドといえる。デビューは69年というから、活動歴かれこれ30年以上、音楽性も時代と共にコロッコロ変わっているが、だからこその30年選手なのである。
結成時はご多分に漏れず、世界的に勃発したロック・レヴォリューションの熱にうなされる形で結成。当初は典型的なハード・ロック・バンドだったが、彼らの名を一躍有名にしたのはキーボード・トリオとなった70年代前半の活動だろう。当時はよく「イタリアのELP」と宣伝されていた彼らだが、そう呼ぶにはテクもアンサンブルも今ひとつでありながら、しかしクラシカルではあるくせにイタリアらしい陽気なサンシャイン感覚と、憎めない人の良さを感じさせるポップな歌で人気を博する。
6作目にあたる『フェローナ&ソローナ』は英語盤も作られ、全欧のみならず日本でも発売されたくらいなのだ。その後は、よくあるパターンでデジタル化の波の中でエレ・ポップ路線にイケシャアシャアと急接近。90年代はすでに余裕と貫禄で乗り切り、近年はまた改めてプログレ期を思わせる大作アルバムをあっけらかんと発表するなど、なんやかんや言いつつ、いい感じでケセラセラ&イタリア〜ンなバンドなのである。 (小池清彦)

制作協力:
OKMusic

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