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King Crimson

(キング・クリムゾン)

69年、イギリス・ナショナル・チャートに大事件が勃発する。ビートルズの実質的ラスト・アルバム『アビー・ロード』が、無名の新人バンド、キング・クリムゾンの1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』にチャートNo1の座を奪われたのだ。
極度に歪んだメタリック・ギター、超絶ドラミング、エフェクト処理が施されたスクリーミング・ヴォイス……1曲目の「21世紀の精神異常者」は、狂気と混乱に満ちたロック史上最高の名曲であった。ポップ・ミュージックとしてのロックから、アートもしくは文学としてのロックへ——この事件はその象徴であり、まさに新時代の幕開けだったのだ。そして以降、イエス、ピンク・フロイド、EL&P、ジェネシスといった、高度な文学性と難解かつテクニカルなサウンドが特徴のプログレッシヴ・ロック・バンドが隆盛を誇っていった。
数々の歴史的名盤/名演を世に残し、75年に解散したキング・クリムゾンだが、81年には中心メンバーであるロバート・フリップの手により再結成を果たす。その後、ふたたび解散〜再結成を繰り返し、現在も依然活動中だ。名曲「エピタフ」の著名な一節——混乱こそが我が墓碑銘——を我々は決して忘れることはないだろう。

制作協力:
OKMusic

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