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デュラン・デュランの弟分的グループとして、83年にアルバム『君はTOO SHY(デュラン〜のニック・ローズもプロデュースに参加)』でシーンに登場した5人組。デビュー・シングルにもなった「君はTOO SHY」は、英1位、米5位の大ヒットを記録した。しかし、メンバーの粒ぞろいなルックスが逆にアダとなり(?)、最後までアイドル的グループとしての認知しか得られなかったことは否めない事実だ。
リード・シンガーのリマール(←ソロ転向後、映画『ネヴァー・エンディング・ストーリー』の主題歌をスマッシュ・ヒットさせている)脱退後、ベーシストのニック・ベッグスを中心に、テクニカル路線に変更——強力なファンク・ビートを前面に押し出し、それをスパイシーなシンセ・サウンドでくるんだ『アイランズ』(84年)『カジャ3』(85年。この頃にはグループ名を"カジャ"に変更していた)を発表したが、人気は悲しいぐらい急下降していった。
カジャグーグーがデビュー当時から相当なテクニックを持していたのは確かで、ベッグスのチョッパー・ベースを基軸に展開されるホワイト・ファンク・フィーリングは、今聴き返してもなかなかにゴキゲンである(真剣に)。しかし、彼らにあてがわれたのは、「カジャな気分は今グーグー! ハートはピッタシKajaGooGoo!(←日本リスナー向けではあるが)」なるキャッチ・コピーと、それにまつわる軽〜い扱い方。………いやはや、である(泣)。

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