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ギャングスタ風情まるだしのKアレクシは、かつて、ハウスが産声をあげた名門クラブ<Warehouse>にて、ジョー・スムースやマイク・ダンと共にレジデントDJを務め、今も現役で活躍するシカゴ・ハウス界の重鎮だ。
14歳の時からDJ活動を開始し、86年に彼の従兄弟にあたるヒップ・ハウス・オリジネイター、ミスター・リーと結成したRisque Rhythm Team名義で<Chicago Connection>レーベルよりデビューを果たす。デリック・メイが主宰する<Transmat>からの「All For Lee-Sah」「My Medusa」(共に89年)がテクノ・シーンを震撼させ、その後、アシッド・リヴァイヴァルを契機にオランダの<Djax-Up-Beats>、イタリアの<ACV>、イギリスの<Nepenta>など、ヨーロッパ各国のレーベルでも問題作を多数発表した。——なかでも、地元シカゴの<Rhythm Beat>よりMind Control Music名義でリリースした「Club MCM(K.A.Happy Mix)」(91年)は、デリック・メイやジェフ・ミルズを始め、ありとあらゆるDJが未だにプレイする怪物トラック。唸り狂うドロドロ変態音響は、TB-303以上にアシッディな覚醒効果が存在することをクラウドに知らしめたのである。
ラテン/ジャズ/ファンクの影響を色濃く反映したスペイシーなアフロ・トライバル・サウンドは、ジェフ・ミルズが90年代中期にミニマル・テクノの新たな方向性として呈示した<Purpose Maker>のプロトタイプか!?  彼の優しく呟くセクシー・ヴォイスはブレイク・バクスターも敬服!? ちなみに、古タイヤをリサイクルしているという噂を呼んだ、盤質が最悪な<Trax>の12インチをプレスしていた犯人は彼です。そういや、<Maad>っていう5枚で終わったキ印レーベルもKの仕業だったな……。

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