Jungle Brothersの記事・ニュース・画像一覧

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ネイティヴ・タン一派の初期メンバーとして、N.Y.のジャングル・ブラザーズはデビュー・アルバム『ストレイト・アウト・ジャングル』を88年に発表。これはファンキーなサンプリングとクールな打ち込みにアフリカン・ビートを融合させた、彼らの斬新なアイディアがギッシリ詰まった名作だ。収録曲の「ブラック・イズ・ブラック」では、ア・トライブ・コールド・クエストに加入する前のQ・ティップが参加——その洗練された仕事ぶりは天晴れだし、また「アイル・ハウス・ユー」では初期のヒップ・ホップ・ハウスも堪能できる。
その後、マイク・G、サミー・Bとアフリカ・ベイビー・バンバータの3人はすかさずメジャー・レーベルと契約を交わし、『ダン・バイ・ザ・フォースズ・オブ・ネイチャー』を発表。全体を通して恐ろしく質の高い作品だったにもかかわらず、リスナーの反応は正直いまひとつで、次の作品を発表するまでにはかなり時間が空くこととなった。
そして彼らは93年に「マイ・ジミー・ウェイス・ア・トン」や「グッド・ルッキン・アウト」といった名曲を含むアルバム『J・ビーズ・ウィット・ザ・レメディー』をリリース。このなかで彼らは、インストゥルメンタルやジャズ・サンプリングなどのさまざまな新境地を開拓することに成功したのである。
今ではすっかり彼らの持ち味となったジャズ・テイストとすこぶる知的なリリック——そして最近ではドラムン・ベースの要素も取り入れたりするなど、彼らの進取の精神は一向に衰えることがないようだ。
作品としては、97年に『ロウ・デラックス』、00年に『V.I.P.』、02年に『オール・ザット・ウィ・ドゥ』などをリリースしている。

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