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女装のグラム・バンド、ニューヨーク・ドールズで、音楽キャリアをスタート。その後、パンクの元祖とも言えるサウンドを鳴らしたハートブレイカーズを経てソロとなった、20世紀最後のロックンローラー、ジョニー・サンダース。
彼の最高傑作は、なんといっても78年の1stアルバム『ソー・アローン』だ。レコーディング・メンバーに、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ&ポール・クック、メタル界からシン・リジーのフィル・リノット、その他にもTHE ONLY ONES、EDDIE&HOT RODSのメンバーなどなど……豪華な顔ぶれが参加。ヴェンチャーズの「パイプライン」で幕を開け、ピストルズを彷佛させるゴキゲンなパンク・チューン「リーヴ・ミー・アローン」「ロンドン・ボーイズ」、ドールズの名曲「ダウンタウン」の再演、そしてジョニーの繊細なヴォーカルが光るバラードまで——R&Rの魅力と魔力が全編で繰り広げられた。
以降も、全曲アコースティック・ギターの弾き語りによる『Hurt Me』(84年)、黒人リズム隊とのセッション中心の『Que Sera Sera』(85年)、50〜60'sのR&Rやガール・グループのカヴァーを収めた『Copy Cat』(88年)と、好作品を発表。ワン・アンド・オンリーと呼ぶに相応しいスリリングなライヴも世界各地で展開した。——が、90年、日本公演を終えた後に渡ったジョニー憧れの地ニュー・オリンズで、低純度のヘロインをつかまされ、死に至ってしまう。オー! マイ・ゴッド。

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