> Johnny “Guitar” Watson

Johnny “Guitar” Watson

(ジョニー・ギター・ワトソン)

一般的にはブルースというジャンルで括られるアーティストだが、ジョニー・ワトソンはそんな狭いワクには収まり切らない強烈な個性の持ち主である。
その魅力を端的にいえば「弾きすぎるギター」にある。ゲイトウマス・ブラウンに代表されるテキサス・ブルース直系の奏法ながら、R&B感覚なども巧妙に盛り込み、カキコキしたトーンで暴れまわる——これぞワトソンの醍醐味。50年代にはそのようなアグレッシヴなブルース・スタイルで風靡したが、60年代に入るとソウルなどの新しいサウンドのかたちにも果敢にアプローチし、70年代には本格的なファンク・スタイルを確立→打ち出すことに。この頃に発表した「スーパーマン・ラヴァー」「ギャングスター・オブ・ラヴ」といったナンバーたちは、現在でもヒップホップの大ネタとしてサンプリングされまくっている名曲である。
80年代にもゴチャ混ぜ感覚が楽しい作品群を発表したが、97年の来日公演中にステージ上で心臓発作に見舞われ、そのまま還らぬ人に。ある意味で、ジョニー・ワトソンは非常に芸能人(本来の意味で)らしい生き方をまっとうしたブルース・マンだといえる。カッコイイ。

制作協力:
OKMusic

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