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Joe Zawinul

(ジョー・ザビヌル)

32年7月7日、オーストリア・ウィーン生まれ。
ウィーン音楽院で学んだ後、戦後間もないオーストリアではジャズ・ミュージシャンとしての野望を満たす契機が少なすぎると考えたジョー・ザビヌルだが、経済的な問題からやむを得ず地元でセッションをこなすことに専念し、50年代の大半をオーストリアで過ごした。しかし59年になると、状況が一変——アメリカのバークレー音楽大学への奨学金を得たのである。
ボストンへ移住後すぐさま注目を集め、メイナード・ファーガソンのツアーに参加。その後2年間はダイナ・ワシントンと共演、61年にはキャノンボール・アダレイとのコラボレーション(66年に「Mercy, Mercy, Mercy!」をレコーディング)を開始し、以後9年間音楽活動を共にしている。その間、マイルス・デイヴィスとの共演(『イン・ア・サイレント・ウェイ』と『ビッチズ・ブリュー』)などもあったが、ザビヌルはアダレイとの仕事を通して、創造的な即興演奏家/才能溢れる作曲家としての名声を高めたといえるだろう(ちなみに前述の「Mercy〜」はグループにグラミー賞をもたらしている)。
70年末にはウェイン・ショーターと手をとり、ウェザー・リポート(←後に多大な影響力を放ち、ザビヌルと最も結びつけられることになるバンド)を結成。15年という長期に渡る驚異的な成功を収めた後、85年に解散。——しかしその後、ウェザー・アップデイトやザビヌル・シンジケートを結成している。
彼のダークで不穏なコードや電子ピアノのサウンドはフュージョン特有のものとして長く語り継がれているが、特に97年に発表された『World Tour』(ドイツ録音)でその才能と驚異の演奏力が存分に披露されている。

制作協力:
OKMusic

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