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口周りの鬚と巨体がテディ・ベアのようにチャーミングなテナー・サックス奏者。木製マウス・ピースから発せられる、倍音をたくさん含んだ包み込むような音色と、無理のないスムースな奏法は唯一無二である。昨今のメインストリーム・ジャズにおいて、もっとも優れたインプロヴァイザーの一人で、その程好い前衛スタイルは「普通のジャズに飽きちゃった〜」という人には心地良く響くはず。
通好みなプレイのため爆発的人気には至らないものの、80年から在籍するメル・ルイス・オーケストラで徐々に名前を浸透させ、コアなファンを掌握。そして、89年に参加したジョン・スコフィールド・カルテットで高い評価を得た。90年代以降はリーダーとなり、『Quartets Live At The Village Vanguard』(94年)、『Rush Hour』(95年)など佳作を数多くリリースしている。

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