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50年代、スウィング・ジャズ全盛期に活躍した名トランペッター。セクション・プレイヤー及びソリストとしてその腕前は多くのバンド・リーダーから信頼され、マイルス・デイヴィス(tp)もその実力を高く評価している。41年にライオネル・ハンプトン(vib)の楽団でデビューし(このとき弱冠19歳)、その後、カウント・ベイシー楽団に入団。ここでの12年間の活躍が最も光っている。どんなファスト・テンポの曲でも見事にソロを吹きこなすが、名曲「Shiny Stokings」「Corner Pocket」などミディアム・テンポのソロは特に素晴らしい。また、有名なところではクインシー・ジョーンズ(tp、arr)の信頼も厚く、彼の楽団やレコードで多数演奏している。
ベイシー楽団を退いた後は、ソニー・スティット(as)などとも共演。ソウル・シンガーであるダニー・ハサウェイのバックでも吹いていた。
ニューマンは非常に小柄だったが、その体格に似合わず周りを圧倒するビッグ・トーンを出していたのが特徴的である。彼が残してきた珠玉のソロは後々まで語り継がれるだろう。——92年死去。

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