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ファンク、R&B、ロックンロール……すべての音楽は偉大なるオルガン奏者ジミー・スミスに莫大な恩恵を受けていると言っても過言ではないだろう。
スミスは別名B-3と呼ばれる初期のハモンド・オルガンを広く一般に普及させ、60年代までにあらゆるアメリカン・ミュージックの節々にそのサウンドを定着させた。また、熱くディープにスウィングするビバップ奏法は、名ピアニスト・バド・パウエルを彷彿とさせる。両足でベースラインを弾きながら左手でユニークなコード和音をおさえ、同時に16分音符のランを目にもとまらぬ速さで延々と繰り返しプレイするスミス。50年代にニューヨーク中をライヴしてまわり、57年に<ブルーノート>レーベルからリリースしたレコードによりチャンスを迎え、以後も同レーベルから数々の傑作を発表した。
63年には<ヴァーヴ>と契約。クロスオーヴァー・ヒットを多数飛ばし、広範囲にわたってツアー活動を行った。70年代に入ってからは10年近く活動を休止したが、その後再びツアーを開始。自己の原点に立ち返り、激しく燃えるようなビバップや南部のジャズ・ファンクをプレイしている。そして近年のレコーディング作品では、将来有望なミュージシャンたちとの数々の共演も聴ける。

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