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Jeanne Moreau

(ジャンヌ・モロー)

28年パリ生まれ。厳格な家庭に育ちながらも女優への夢を断ち切れず、結婚式前夜に婚約指輪をセーヌ河に投げ捨て夜行列車に飛び乗ったという、それこそ映画的なエピソードをもつジャンヌ・モロー。ヌーヴェル・バーグ最盛期から現在に至るまで、第一線で活躍を続ける彼女には、情熱的なドラマが最高によく似合う。女優としての代表作にはルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』(57年)、『鬼火』(63年)、フランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のように』(61年)などがある。
「歌う女優」としては、ジェーン・バーキンと双璧を成す彼女だが、音楽の方も実にクオリティが高い。もっとも有名なのは『突然炎のように』のなかで歌われる「Le Tourbillon(つむじ風)」あたりだろうか。またシャンソンにも造詣が深く、アルバム『Les Chansons De Clarisse(クラリッスの詩)』は必携モノの出来映え。ザラリとしたどこか知性を感じさせる声質と軽妙なタイム感——歌い手としても実に洒落たジャンヌの感覚に惚れ惚れすること間違いなしだ。
強い意志を感じさせる大きな瞳とへの字口は、多くのシワが刻まれた現在でも十二分に魅力的である。

制作協力:
OKMusic

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