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クリスチャン・ヴォーゲルが組織する音楽/ヴィジュアル・アート集団<NO FUTURE>。その第2のメンバーであり、ヴォーゲルの良きパートナーがジャミー・リデルだ。
ジャミー・リデルが最初に聴き手を心酔させたのは、97年に<TRESOR>からリリースした、クリスチャン・ヴォーゲル「ドント・テイク・モア」のリミックス・ヴァージョンだった。セメダインのように粘着質の強いビートと狂気のブリープ音が互いにもつれ合い、彼自身のヴォイス・サンプルがけしかける高電圧のファンキー・トラックは、オリジナル曲以上に人気を博したのである。そして、00年に1stアルバム『マッドリン・ギア』を、テクノの登竜門<WARP>レーベルからリリース。70sパンク/60sファンク/50sジャズを、テクノと無理矢理ご対面させてしまうという突拍子のないアイディアとセンスを見せつけ、そのブチ壊れ加減にシーン自体が転覆してしまった。
また99年には、ヴォーゲルとのユニット=スーパー・コライダーを結成し、ハウスの新たなイギリス的解釈とも言える“エレクトロ・マッド・ファンク”を披露。彼がヴォーカルも務め、肉声だけでなくコンピュータ・シーケンスをも同時にシャウトさせた。
当面、UKテクノ界における“変態野郎グランプリ”の座は、間違いなくジャミー・リデルが独占し続けることだろう。

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