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エルモア・ジェイムスのブルースになくてはならないものといったら? もちろん本人の歌とスライド・ギターもそうだが、J.T. ブラウンのテナー・サックスを忘れてはならないだろう。豪快にブロウを決めるのでもなく、ジャズのサックス奏者のように次々とアドリブをカマすわけでもない。アップでは踊るように、スロウではしみじみと、曲調に合わせて情景を描き出すのに長けているのだ。
そのキャリアは古く、戦後すぐにシカゴでルーズベルト・サイクスの録音に参加したのをはじめ、ウォッシュボード・サムやエディ・ボイドなどのセッションでもサックスを吹いた。そして50年代初頭よりエルモアのバック・バンド、ブルームダスターズに加入。
ソロでは、50年から変名を使ってさまざまなレーベルに吹き込みを行い、ブルース・シンガーとしても活動していた。太くたくましい歌も結構イケる。

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