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ワシントンにいた高校生の頃は某パンク・バンドのギタリストとして活動していたというハイヴ。彼が「ドラムンベースmeetsヒップホップ」的なサウンドを標榜するアーティストになったのは、L.A.に移住した92年以降から。そんなハイヴがデビュー・アルバム『ワーキング・ウィズ・サウンド』をリリースしたのはそれから5年後の97年のこと。スムーズなジャジー的流れを汲むこのインディ作品で、彼は(半)メジャー・レーベルとの契約を掴み取ることになる。
仄かにパンクのルーツを薫らせながらも、ジャズとヒップホップとジャングルを絶妙にフュージョンさせた彼の音楽。結果それらは多くの人たちによって受け入れられ、『デヴィアス・メソッズ』(98年)以降、寡作ながらも作品を確実にヒットさせている。また時の経過とともに、そのサウンドがよりセンシティヴに、よりダイナミックに、よりアヴァンギャルドに変化していることも付記しておく。この男、今後まだまだ面白くなりそうだ。

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