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79年に近田春夫プロデュースによる「20世紀の終わりに」でデビュー。世にニューウェイヴ/テクノポップ・バンドの牽引者的存在として一躍認知される。当時、まだまだ目新しかったリズムボックスとメロトロンを導入したサウンドに、巻上公一の演劇的要素たっぷりのヴォーカル(というよりは"表現パフォーマンス")、文学的素養が充満した詞世界は、日本の音楽シーンにおいておそろしく異彩を放った。
82年以降、巻上のソロ活動が活発になるが(それは演劇/アート・パフォーマンス/オペラ/舞踊/ホーメイにまで及ぶ)、バンドはメンバー・チェンジを繰り返しながらも現在も堂々活動中。——時代ごとに音楽的マテリアルは変貌しつつも、常にアート表現の新領域に挑む孤高の精神は不屈である。また、ライヴでの大胆な即興演奏と図太いメロディが共存する様はただただ圧巻であり、未だその方法論/精神論は"前衛"そのものだ。

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