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HI-D & TWIGY

(ハイ・ディー・アンド・ツイギー)

ヒップホップ方面に強いリスナーは、この音楽ジャンルのなかでシンガーとラッパーのコラボが大量になし遂げられていることをご存知だろう。最近ではジェイ・Z+R.ケリーなんていうドリーミーなコラボも実現した(が、その後裁判沙汰に)。その“夢の競演”の商業的成功にあやかるかたちで、リル・ジョン+リュダクリス+アッシャーの三つ巴でアルバムが作られる! なんていう夢幻のニュースも一時期流れてきたほど。ある意味では“シンガー+ラッパーのコラボ”という潮流が、このシーンのなかには脈々と流れているといえるだろう。もちろん、その系譜の一端は日本においても見つけることができる。
とはいえ、今まで目立ったコラボはあまりなかったように思う。ましてやジャパニーズ・ヒップホップ・シーンの一線にいるラッパーとシンガーのドッキングなんて、ほぼ皆無だっただろう。
HI-D。彼は息の長いシンガーであり、今や日本の男性R&B歌手の筆頭に名前を掲げるアーティストだ。そして、TWIGY。彼は……と、今さら説明するまでもないだろうが、古くは刃頭らとのBEAT KICKS、またMUROらとのMICROPHONE PAGER、YOU THE ROCK★らとの雷のメンバーとしても知られる、粘着系ラップを操る名ラッパーである。
そんなふたりのケミストリーが見事に表れた、なんとも華々しく、高クオリティで、そしてエロいアルバムが『LOVE or HATE』(05年)である。日本において“シンガー+ラッパーのコラボ”の亜流を多く生み出すであろう、そんな素晴らしい音芸術だ、コレは。

制作協力:
OKMusic

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