Garbageの記事一覧

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ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』、スマッシング・パンプキンズの『サイアミーズ・ドリーム』———どちらのアルバムも、グランジからオルタナへの移行を語る上で欠かせない傑作である。この2枚のアルバムを手掛け、アメリカン・オルタナティヴ・シーンで確固たる地位を築いた敏腕プロデューサー、ブッチ・ヴィグ自ら率いるのがガービッジ。95年に1stアルバム『G』をリリースし、前述のような触れこみのもと早々に話題を呼んだ。
ドラム・ループやサンプリングを大々的に導入し、ヴィグの十八番であるノイズ・ギターを散らばせた手法は、グランジ以降のオルタナ・ロックが向かう先のひとつの形態として、大きな役割を果たしたといってよい。そして、何よりこのバンドの最大の売りは、ヴォーカリスト・シャーリー・マンソンのキャラである。コケティッシュな艶やかさをもちながら、ダークな雰囲気もかもす彼女のヴォイスは、ガービッジの楽曲に言いようのない幽玄性を付与しているのである。
マッシヴ・アタックやゴールディなどによるリミックス(「ミルク」)がクラブ・シーンでも人気となり、ロック・リスナーだけに留まらない人気を誇っている。

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