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77年、イギリスのヨークシャーで結成されたギャング・オブ・フォーは、3コード主体のパンク・ムーヴメントの最中に突如として現われた。
ドクター・フィールグッドのウィルコ・ジョンソンのプレイをさらに狂暴にしたような、性急なスタッカート・リフとシャープなチョーキングにより弾き出されるアンディ・ギルの特徴的なギター・サウンド(BIG BLACKのスティーヴ・アルビニに影響がみられる)、当時主流であったディスコ・サウンドとは一線を画すダンス・ビートが特色で、英ミュージック・シーンにおいて異質でいて新鮮な感覚を植えつけた。また、ビートを支えたベースのデイヴ・アレンは、後にXTCを脱退したバリー・アンドリュースが結成するシュリークバックに参加し、特有のダンス・ビートを継受している。
83年以降、音沙汰のなかったギャング・オブ・フォーだが、91年に再始動。——ヴォーカルのジョン・キングとギターのアンディにより、デビュー当時のアグレッシヴさを一掃させたかのようなユーロ・ディスコ・サウンドに変身を遂げた。

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