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80年代後半〜90年代前半のアシッド・ジャズ黄金期に思う存分スポットライトを浴び、実りの多い時期をエンジョイしたガリアーノ。ニュー・エイジ思想をもつラッパーであり、ジャズ・ポエッツでもあるロブ・ギャラガー(別名:アール・ジンガー)により結成された。彼自身の初リリースは、<トーキング・ラウド>の主宰であるジャイルス・ピーターソンと共に作った、カーティス・メイフィールド+ラスト・ポエッツのジャラールに捧げた「Frederick Lies Still」だが、ガリアーノとしての初レコーディング作は名曲と名高い「Welcome To The Story」である。
<トーキング・ラウド>のアルバム・リリース第一弾アーティストでもあるガリアーノだが、アシッド・ジャズ・ブームを牽引しながらコンスタントに作品を発表。70'sロック/ヒップホップ/ジャズ/ソウル/ラテン/レゲエ/ドラムンベースといったエレメンツを消化しつつ、彼らの武器であるライヴ・パフォーマンスの方も作品を重ねるごとに強化されていった。共演ミュージシャンも実に多彩で、ロイ・エアーズ(vibe)、ミック・タルボット(key/元スタイル・カウンシル。ガリアーノではプロデュースも手がけている)、オマーといった大物が名を連ねている辺りにも注目。また、先達のソウル・シンガーや名曲に大きなリスペクトをはらいつつ、常に最新鋭の音楽手法と交錯させるヒップな姿勢はいかにもUK的なブラック・ミュージック解釈といえるだろう。
ガリアーノ名義で5枚のアルバムを発表した後、メンバーは各自ソロ活動に専念している。

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