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Freestyle Fellowship

(フリースタイル・フェローシップ)

L.A.が誇るオルタナティヴMCズのレジェンド、フリースタイル・フェローシップ。メンバーはエイシーアローン、セルフ・ジュピター、マイカ9、P.E.A.C.E.で、いずれも達人級のスキルを誇示するラッパーたちである。彼らはグッドライフ・カフェのオープンマイク・イヴェントなどでそのスキルを磨きながら、自分たちのクリエイティヴィティを蓄積していった。その粋を結集させて完成したのが、超ハイ・クオリティ傑作『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』(91年)である。この時期においてギャングスタ・ラップにアンチテーゼを投げかけた彼ら(やファーサイド)のアティテュードが、後のウェスト・アングラという概念の基本を形成していくわけだ。
以下、簡単にフリースタイル・フェローシップの経歴を辿っていく。93年に『インナー・シティ・グリオッツ』を発表、セルフ・ジュピターの投獄を機に解散、98年にリユニオン、99年にO.D.との共作シングルにしてクラシックの「キャン・ユー・ファインド・ザ・レヴェル・オブ・ディフィカルティ・イン・ズィス?」を発表、同年にすこぶるレア度の高かった1stのリ・リリース……。もちろん、いたるところで常にソロ・キャリアの一端を見ることもできたわけだ。
そして、01年にはドープなカムバック大作『テンプテーションズ』を発表。昔ながらのファンの感涙を誘った。さらに02年には98年にリユニオンした際の楽曲(だよね?)と前述のO.D.とのコラボ曲を含む『ショッカドゥーム98セッションズ』を発表。陶酔、恍惚できる内容でファンを歓喜させた。個人的な見解としては、こういう作品を一部のマニアや好事家の占有物にしておくのはもったいないと思う。もっと一般的なリスナー層が関心を持ってくれると面白いミュージック・シーンが形成されていくと思うのだが。
話が逸脱したが、無限の創造力と失敗を恐れないパイオニア精神、タレント性の際立ったキャラクターのすべてを持ち合わせるフリースタイル・フェローシップは、けして色褪せることのない音楽を創ってきた、いや、今後もクリエイトし続ける偉大なアーティスト集団なのだ。

制作協力:
OKMusic

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