Frank Blackの記事・ニュース・画像一覧

“ピクシーズ”という全世界インディ・シーンに多大な影響を与えたバンドを世に送り出し、その名をインディ記念碑の上部に刻み込んだフランク・ブラックことフランシス・ブラック——。
ピクシーズ解散後にソロ活動を開始した彼は、「ポップの食い過ぎでそんなんなっちゃったの？」とばかりにハゲ・デブ化の一途を辿りながらも、耳障りのよいポップなロック・サウンドを展開する。94年に古巣４ADレーベルから発表されたアルバム『ティーンネイジャー・オブ・ザ・イヤー』でグランジ以降のインディ・ポップに一旦終止符を打つかのような網羅的大作を仕上げ、シーンにおける健在ぶりをアピールした。
その後は、しばらく鳴かず飛ばずの状況が続いたが、98年にフランク・ブラック＆ザ・カソリックス名義で『フランク・ブラック＆ザ・カソリックス』をリリース。ピクシーズ時代からしばしば鳴らされてきた「しがない男の叫び声」的哀愁メロを繰り広げ、長年追いかけてきたファンを安心させた。