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「歌うスーパー・モデル」なるあんまりなキャッチ・コピー(確かにイイ女だが)をつけられているフェイス・ヒル。99年、全米ポップ・チャート第1位を獲得する大ヒット作『Breathe』により名実ともにスーパー・スターの座を射止めた。
元々はカントリー畑出身のシンガーとして94年にデビュー、カントリーにポップなアレンジを取り入れつつ、シェリル・クロウ的なロック感覚を備えた歌声をきかせた。その後、エアロスミスやセリーヌ・ディオンなどで有名なバラード・コンポーザー、ダイアン・ウォーレンの曲を取り上げるなど、アルバムを発表するごとにポップ・サイドに接近。そして前述のアルバムでは、カントリー界のおしどり夫婦とも噂される夫ティム・マッグロウとのデュエット「Let's Make Love」(べッタベタやな)も収録し、完全にカントリーから離れたサウンド・アレンジを展開——ここでポップ・シンガーとしての地位も確立する。
彼女やシャナイア・トゥウェインに代表されるような、「カントリーのポップ化」を嫌うファンも多いだろうが、これが勝てば官軍のアメリカ芸能界だ。
ヒルが今後、カントリーとポップの距離をどのように縮め、自己のスタイルを築いていくのかに注目だ。

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