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元ミスター・ビッグのフロントマンとして知られるエリック・マーティン。90年代にグループの成功によって脚光を浴びた感のあるエリックだが、実は80年代前半よりプロ・ミュージシャンとして活動していた苦労人である(童顔からは想像できないが……)。
デビューしたのは83年。自らの名前を冠したエリック・マーティン・バンドで、当時流行のハードAORを志向。同郷のジャーニーを彷彿とさせるサウンドを展開するが、セールスの方はさっぱり奮わない。しかし、ブルージーなフィーリングが濃厚なエリックの歌唱は高い評価を得、一時はデイヴ・リー・ロス脱退後のヴァン・ヘイレンに加入するという噂もあったほど。その後も不遇時代は続くが、89年にミスター・ビッグに加入してからは運が開け、「To Be With You」などの大ヒットを放ち広く知られるようになる。そして98年には15年ぶりとなるソロ作『Somewhere In Middle』をリリースし、人気が集中している極東を中心としたツアーを行って好評を得た。02年にミスター・ビッグは解散するが、今後もソロ・アーティストとして、けれん味のない西海岸ロックを聴かせてくれることだろう。

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