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1926年生まれで、1987年に亡くなった"チャチャチャ"の創始者であるヴァイオリニスト。
チャチャチャの第1号といわれるのは、彼が51年に作曲した「ラ・エンガラドーニャ(うそつき女)」である。チャチャチャは19世紀後半にヨーロッパのダンス音楽と黒人のリズムが交わってできたダンソーンというキューバのダンス音楽を、エンリケ・ホリーンがさらにシンプルで軽快な音楽に改良し、そこにヴォーカルやコーラスも加えた誰もが楽しめる構成の曲になっている。
ルート1本にヴァイオリンが2〜3丁、それにピアノと打楽器——チャランガといわれる構成で演奏されていたが、この編成はキューバの人々に長く愛されており、オルケスタ・アラゴーンからグラミー賞も受賞したロス・バン・バン、そしてチャランガ・アバネーラまで——その人気は現在までしっかりと続いている。日本でも一大ブームとなった"ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ"のピアニスト、ルベーン・ゴンサレスもこのエンリケ・ホリーン楽団にいたピアニストで、楽団の後期〜ホリーンが亡くなるまで在籍していた。

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