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Eligh

(イーライ)

自分たちの音を一人でも多くのリスナーに届けるため、世界中をライヴし駆け巡る(時には自腹を切ることも!)”流浪の民”リヴィング・レジェンズ。根っからのアーティスト肌であるラッパー・イーライは、自らトラックを創作、さらにジャケットのアートワークまで手掛け、ヒップホップ探求者としての懐の深さをみせる。
彼のスポークン・ワード的に綴られる思想的なラップは、地下から湧き出す泉の如く絶えずコトバを溢れさせ、キックとスネアの隙間に詰め込んでゆく。そして、シンプル極まりない湿度0%の乾いたビートは、薄暗い光が永遠につづいているかのような無限の奥行き感じさせるのだ。それは、流れるようなライム・フローのエッジを鋭く研ぎ澄まし、言葉ひとつ、ひとつの骨格をくっきりと浮かび上がらせる。——そして、英語圏ではない我々に直接メッセージが通じなくとも、ひとつの核となった楽曲全体の内に秘めたる熱いパワーを放つのである。
そういった魅力が凝縮された99年リリース『ガス・ドリーム』のコンセプトは、実に胸を打つものであった——「思い描いた夢が実現できずにガスのように消えてしまう。しかし、あきらめることなく突き進んで欲しい」………一見ありきたりなテーマではあるが、大きなフィールドでは認められなくとも、地道に活動し、メッセージを伝え続け”流浪”する彼らだからこそ、圧倒的な説得力をもつのではないだろうか。

制作協力:
OKMusic

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