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Einsturzende Neubauten

(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)

インダストリアル・ミュージックを始動させたのはスロッビング・グリスルだろうが、それを大きく飛躍させたのはドイツのアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンだ。メタル・ジャンクをパーカッシヴに打ち鳴らし、電気ドリルを用いて暴力的なノイズを構築し、予測不可能な音楽を呈示した彼らは、舞踏振付師のカズオ・オオノや土方巽と同様に、戦後のニヒリズムを痛烈に表現した。そして1stアルバム『コラプス』は、聴く者に恐怖と心理的な武力行使を浴びせかけたのだ。時にはギターやパーカッション、電動工具と区別がつかない、ブリクサ・バーゲルトのやるせない叫び声はとことん孤独な苦悩を歌い上げる。また、各曲は極端に異なり、当時のどんな音楽と似ても似つかない破壊衝動をもっていた。しかし90年代に入ると、ノイバウテンは手作りの楽器でユニークな音をより穏やかに表現し、時にはクラシックに焦点をあて、洗練された叙述的な作品を発表した。しかしこれは何も突然の変化ではなく、初期の壮絶なノイズ・ミュージックの中にもよく耳を澄ませばリリカルな側面は十二分にあったのだ。

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制作協力:
OKMusic

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