> Drexciya

Drexciya

(ドレクシヤ)

デトロイト・テクノ界でもっともミステリアスなふたり組、ドレクシヤ。彼らは、93年に<SHOCK WAVE>レーベルから「ディープ・シー・ドゥエラー」でデビューした。その後、<UNDERGROUND RESISTANCE><SOMEWHERE IN DETROIT><WARP><REPHLEX>といった多様なレーベルを渡り歩き、深海を探索するかのような冷たくてディープなエレクトロ作品を続々と発表。だが、97年作『クエスト』のリリースと同時に突然引退を宣言。正体不明のまま海中へと姿を消してしまう。しかし、99年作『ネプチューンズ・レイアー』で再び深海から急浮上し多くのファンの歓喜を誘った(とはいえ、ドレクシヤはこの時すでに片割れジェイムズ・スティンソンのソロ・プロジェクトだった模様)。——すべての作品が一貫して「海」をコンセプトにしており、TR-808/TR-909の硬質なビートとアナログ・シンセの不気味な発信音が、聴く者を暗黒の海溝へと誘っていく。
ジェイムズ・スティンソンはその後、さまざまな名義を使い分け猛烈な活躍を見せるが、02年に没する。現在はジェイムズの兄弟タイリー・スティンソンがその意思を引き継ぎ、アクアノウツとして「海」をテーマとしたエレクトロ作品を<UNDERGROUND RESISTANCE>を中心にリリースしている。
ちなみに、96年に<WARP>レーベルから『エレクトロ・ワールド』をリリースしたエレクトロイズの正体が、実はドレクシヤであったことはあまり知られていない。

制作協力:
OKMusic

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