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Don Nix

(ドン・ニックス)

41年にメンフィスで生まれたドン・ニックスは、ティーンの頃からサザン・ソウルの名門<スタックス>に出入りし、同級生であったスティーヴ・クロッパーやドナルド”ダック”ダンらと共にマーキーズを結成。グループではサックスを担当し、63年にはR&Bインストの名曲「ラスト・ナイツ」のヒットを放った。そんなプロフィールからもドンの存在は白人のソウル〜ブルースの体現者として注目を集め、ジェフ・ベックやJ.J.ケイルが彼の作品を取り上げ、またプロデューサーとしてもデラニー&ボニー、ベック,ボガート&アピスを手掛けることに……。
ソロ・アーティストとしては、盟友レオン・ラッセルのレーベル<シェルター>から70年に『In God We Trust』でデビューを果たす。そして翌年には『Living by the Days』を発表。1st同様、マッスル・ショールズで録音されたこのアルバムは、頭のてっぺんからツマ先までドップリ浸かったようなスワンプ・サウンドと上手くはないがコクのある歌唱が、南部特有の湿った空気のなかで溶け合った傑作である。その後も<スタックス>から佳作『Hobos Heroes & Street Corner Clowns』(74年)をリリースするが、70年代後半には低迷。重度のアルコール/ドラッグ中毒にも陥り80年代には名前を聞かなくなってしまう。しかし、94年に15年ぶりの新作『Back to the Well』で突如復活。地に足のついたルーツ・ロックを聴かせ、健在ぶりをアピールした。現在はナッシュヴィル郊外でソングライターとして活躍している。

制作協力:
OKMusic

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