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Dokken

(ドッケン)

80年代に最盛期を迎えたL.A.メタル陣の中でもブリティッシュ・メタル風の叙情性を感じさせ異質な魅力を放っていたのがドッケンだ。82年にデビューを飾り、84年の「トゥース・アンド・ネイル」でブレイクを果たす。
大陸的なカラッとした空気感と欧州独特の湿り気を同居させ、キャッチーなサビ・メロを配した稀有なサウンドを展開——。ドン・ドッケンのメタルにしては甘い歌声と、当時ギター・キッズたちの羨望の的であったジョージ・リンチの80’sメタルを総括したテクニカルなプレイは、絶妙なバランスを生み出した。そして攻撃的なナンバーからバラードまでを網羅しドッケンの一枚看板となったのだ。また、公私にわたって仲の悪さが有名であった2人だが、クリエイティヴな面では、その微妙な力関係がサウンドにいい意味での緊張感を与えていたのも事実だ。
しかし神経が衰弱するような関係の中でバンド活動が続くわけもなく、88年にバンドは解散してしまう。94年には再結成を果たすが、途中ジョージ・リンチは脱退。現在もバンドは活動中だが、かつてのマジックは望めないのだろうか……。

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OKMusic

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