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「Dynamite Masters Blues Quartet」の略。大仰なステ—ジ・アクション、いかにもな70年代ロック風衣装、そして爆裂サイケ・サウンド……彼らは一般的にダサいと言われる旧来的なロック・スタイルを徹底的に追求している（確信犯ではあるが）。中心メンバーである増子真二（vo&g）は、その造詣の深さにおいては右に出るものがいないほどのロック通であるという。そんな彼が古今東西あらゆるロックを経験した結果、行き着いたのが先述のスタイルであったというのは、ある意味感動的だ。元来、ロック・ミュージックのもつ面白さというものは、このような「アホっぽさ」ではないだろうか。例えば、ミック・ジャガーのケツを突き出したあのダンス、フレディ・マーキュリーの全身タイツ姿、説明不要のKISSやアリス・クーパー、探検野郎テッド・ニュージェント……と挙げればきりがない。普段着とステージ衣装の境界線がなくなりつつある昨今だからこそ、彼らの存在はあまりにも貴重である。