DJ Revolutionの記事・ニュース・画像一覧

日本においてDJレヴォリューションの名前が知られるようになったのは、ダイレイテッド・ピープルズ（ウェスト・サイドのラップ・グループ）がリリースしたシングル「ワーク・ジ・エンジェルズ」にスクラッチで参加したのが初めではないか？　そんな彼の強烈なコスリのインパクトは、いつでもリスナーの脳に鋭い衝撃を走らせる。摩擦熱で炎が吹き出しそうなほど激しいもの、コチョコチョと優しくくすぐるようなものなどと、ドラえもんの４次元ポケット並みに、キリがないほど豊富なヴァリエーションなのだ。それに、どんなフレーズも徹底的にミジン切りにしてビートの隙間に埋め込んでしまう彼のスクラッチは、タイトなものである。また、けしてリズムを崩すことのないスクラッチの不動の持続性／耐久性は、曲の持つ勢いを極限まで引き出すかのようなドラマティックな展開を見せる。
さらに、スクラッチだけに留まらず、トラック・メイカーとしての手腕も発揮するDJレヴォリューションは、やや薄暗い曇りがかったような渋い雰囲気のサウンドを創り上げている。それもスゴイ制作量だ。