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現代のUKロック・シーンを代表するバンドの1つであったリバティーンズ解散後、メンバーのカール・バラーとゲイリー・パウエルを中心にダーティ・プリティ・シングスは結成された。リバティーンズ時代は良くも悪くも、ヴォーカリストであったピート・ドーハティのロック・スター然とした破廉恥な言動が話題の中心に上ることが多かったが、このダーティ・プリティ・シングスを聴けば、リバティーンズ・サウンドを下支えしていたのはこのカール・バラーという男であったのだな、と誰もが認識するだろう。リバティーンズのような華やかさを残しつつも、パンク調の力強いビートにUK特有のグルーヴ感をも併せ持つそのサウンドは、リスナーの脳幹にダイレクトに響く。『ウォータールー・トゥ・エニウェア』(06年)。この新バンド誕生の地をタイトルに冠した、カールの決意を感じさせる力強い意欲作である。

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