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ファンク・バンドになくてはならない要素——1つは、いやが応にも腰を揺らさせるファンク・グルーヴ、もう1つは、聴くものを蕩かしてしまう甘〜いバラード。この2つを兼ね備えたバンドが70年代後半から80年代前半にかけて群雄割拠のごとく乱立した。キャメオ然り、ギャップ・バンド然り、そして、ダズ・バンド然り、である。
デビュー当初は、キンズマン・ダズと名乗り、アース・ウィンド&ファイアー風のサウンドを聴かせていたが、3rdアルバム『インヴェイション・トゥ・ラヴ』(80年)より<モータウン>レコードに移籍し、ダズ・バンドと改名。敏腕プロデューサー、レジー・アンドリュースと出会い、彼らの魅力が開花する。このコラボレーションはポップなファンク・ナンバー「レット・イット・ホイップ」「ワン・フォー・ザ・ファン」などのヒットを生み出し、最高傑作『オン・ジ・ワン』(83年)を完成させた。ブライトなファンク・ナンバーと、ムーディなスロウ〜ミディアム路線が共に充実したこのアルバムでは、演奏もヴォーカルも冴え渡る。ホーン・セクションをフィーチャーしたパーティー・チューン「パーティー・ライト・ヒア」、ヴォーカル・グループとしての実力を証明したアカペラ・バラード「ア・ラヴ・ソング」と、硬軟織り交ぜたダズ・サウンドを確立させた。
その後は、ファンク路線を強めていき、現在はマイナー・リーグで活動を続けている。

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