> David Sanborn

David Sanborn

(デヴィッド・サンボーン)

ライヴで聴いた「ザ・ドリーム」は忘れられない。ズドンと響くロング・トーンに、心と体を貫かれるような衝撃をうけ、立ちすくんでしまった。
まぎれもなく、現在、世界最高峰のサックス・プレイヤーであるデヴィッド・サンボーン。その昔、缶コーヒーのTV-CFで、「我が心のジョージア」を切々と吹きあげていた男だ。”泣き”と評される音色は、粗いニュアンスも多分に含んでおり好みが分かれるところだが、それゆえに他のプレイヤーとは一線を画す。そして、なんといっても歌心が抜群であり、強いメッセージ性をはらんでいるのだ。——「テクニックに頼ったソロ構成もいいけど、僕はコード・チェンジを越えるようなメロディを吹くことが大事だと思う」と本人も語っている。
実は小児麻痺を克服するために始めたサックス。そのせいか楽器を妙に体へ引き付けるようにして演奏するが、それも今やトレード・マークだ。70年代中期から常に第一線で活躍し、スティーヴィー・ワンダー/ポール・サイモン/エリック・クラプトンなど神様級アーティストと共演を重ねるサンボーン。ジャズ/R&B/ポップス……そういった音楽の海原を、これからも自由に泳ぎ続けるに違いない。

制作協力:
OKMusic

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