> Danny Kaye

Danny Kaye

(ダニー・ケイ)

ダニー・ケイの映画は面白かった。あちこちに才気がひらめいていて。ところがその映画からではわからない、隠れた才能がこのコメディアンにはあったのだ。彼は40年代にアジアにいて、体を使ったユーモラスな歌の芸を身につけた。「Ma dame I Love Your Crepe Suzette」の歌詞なんかはちょっとトリッキーな英語なのに、なぜか外国人にもバカ受けしてしまう。ミュージシャンとしても一流だったわけで、その証拠には、ものすごい速さでハイブローなジャンルの歌マネをこなし、いろんな外国なまりで半分チンプンカンプンな歌を歌いあげる。それがカフェ系のおしゃれな人々にも、ビアホール系のがやがやした連中にも、両方受けてしまったのである。ルイ・アームストロングと「Five Pennies」をスキャットで本気でデュエットしたかと思うと、次は子供の遊び場で「しゃくとり虫」の歌。まったくこんな人はめったにいるもんじゃない。

制作協力:
OKMusic

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