Crowded Houseの記事・ニュース・画像一覧

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クラウデッド・ハウスはビートルズに対する強い執着心のもと、80年代後半から90年代において、とにかく"最高のギター・ポップ"を作ることに固執したバンドだ。そして、シンガー兼メイン・ソング・ライターであるニール・フィンは、まるでレノン/マッカートニーの役目を1人でこなすような曲作りをみせた。彼は美しいメロディと明るいフック、そして奇妙にイノセントで甘くシニカルな歌詞——を合体させ、多層的な作品を次々に輩出したのだ。
またニールのポップ職人としての才能は、幸運なことに87年の1stアルバム『ドント・ドリーム・イッツ・オーバー』で、すかさずアメリカの良心的なリスナーに受け入れられた(全米1位記録)。またニールの兄であるティム・フィンが唯一参加した91年の『ウッドフェイス』も、"ねじれポップ"の佳曲揃いで、ヨーロッパでも知名度をあげるのに一役買っている。
“the excess fat on your American bones will cushion the impacts as you sink like a stone(石のように沈んだ時、そのアメリカ人の体についた余分な脂肪が、起き上がるインパクトのクッションになる)”といった歌詞は、90年代半ばから到来したグランジ世代には受け入れられなかったものの、彼らの音楽は長い年月にわたって愛された——と言っていいだろう。また、ニール、ティムそれぞれのソロ活動も同様に、ポップをひたすら追求した非常に個性的なものになっている。

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