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Common Rider

(コモン・ライダー)

オペレーション・アイヴィ解散後、そのフロント・マンであったジェシーは、突如としてミュージック・シーンから姿を消した。正確には短期的なプロジェクトであるバンド=ビッグ・リグに参加したり、幾つかのレコードのアートワークを手がけるなど、細々とした活動を続けていたものの、本腰を入れて活動を再開することはなかったのである。
そして10年という長きに渡るブランク、胡散臭い言い方をすれば、充電期間を経て、コモン・ライダーは結成された。ジェシーがフロント・マンとして作詞/作曲を手がける、本格的な再始動だ。オペレーション・アイヴィはブランク期間に言わば伝説と化しており、話題性も充分。そして1stアルバム『ラスト・ウェーブ・ロッカーズ』では伝家の宝刀=スカを引っさげ、鬼に金棒。しかしコモン・ライダーは、オペレーション・アイヴィのような成功には至らぬまま、2枚のアルバムを残し、03年に解散してしまった。往年のファンならずとも、やはりそのサウンドには、なにかが足りない気がしたハズ。それはリントの才能であり、若さからくる勢いであり、ひと言で言えば、“エナジー”なのかも知れない。
ただ、コモン・ライダーがオペレーション・アイヴィのような成功を再現するために結成されたのかと言えば、その答えは「ノー」だ。あるツアーに参加した時分、ジェシーは曲間に必要以上とも言える長い時間、ツアーの目的などについて熱弁を振るい、盛り上がりつつある観客の熱を冷ましてしまったそうだ。それがパフォーマーとして評価されるべき行動とは思えないが、そこにはつい話しすぎてしまうほどの、並々ならぬ決意と情熱があったに違いない。10年以上の長い期間を経ても、オペレーション・アイヴィの魂は、ジェシーのなかで変らず生き続けているのだ。

制作協力:
OKMusic

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