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ルイジアナ〜テキサスで根強い人気を誇るザディコは、フランス系移民のケイジャン・ミュージックとブルース/R&Bを融合した泥臭いダンス・ミュージックだ。そしてアコーディオンをメイン楽器とし、ラブボード(金属製の洗濯板)でリズムを刻む——という独特の形態をもった音楽である。
ザディコ・キングと呼ばれるクリフトン・シェニエは、その名に恥じないアコーディオン奏者であり、ブルース歌手としても超一流だ。50年代より活動を開始し、ザディコが下火になった60〜70年代にも孤軍奮闘、80年代後半のザディコ再ブームの下地を作った功績は余りにも大きい。
アルバムも25枚以上リリースしているが、特に50年代の録音が出色の出来。ブルースからR&Bまで、シェニエのブ厚いアコーディオン・サウンドが、ワイルドなノリでグイグイと全体を引っ張っていく様は、とにかく圧巻の一言。また、吐き捨てるように歌いながらも、どこかユーモアや哀愁が漂うヴォーカルも魅力的だ。
——ルイジアナのスワンプ(泥沼)のようなズブズブしたノリは、一度ハマったらもう抜け出られない。

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