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Clifford Jordan

(クリフォード・ジョーダン)

楽器演奏とは面白いもので、プレイヤーの人柄や喋り方が表れるもの。クリフォード・ジョーダンの場合、「おらあ、ちょっと口ベタだども、がんばってみっかい」というような、素朴で朴訥としたプレイであり、とても親近感がもてる。もちろん、彼はハード・バップ期を代表するテナー・プレイヤーなので演奏技術はチャンとしてます、ご安心を。で、楽器をはじめた理由は「かあちゃんに、ちっちゃい頃ピアノ無理矢理やらされたけど、イヤでイヤで14歳の時にもっとカッコいいサックスをはじめた」ということらしい。——なかなかカワイイです。
高校の同期であるジョニー・グリフィン(ts)とジャムって腕を磨き、50年代半ばにN.Y.へ進出。ソニー・ロリンズ(ts)の流れをくむプレイヤーとして信頼を得、マックス・ローチ(ds)やホレス・シルバー(p)のバンドにレギュラー・メンバーとして抜擢された。64年にチャールス・ミンガス(b)のヨーロッパ・ツアーに参加。そのライヴ・アルバム『ミンガス・イン・ヨーロッパ』での地味ながらもマイペースな演奏は、当時のベスト・プレイといえるだろう。また、リーダー作の中では『クリフ・クラフト』(57年)がお薦め。ワン・ホーンなので彼のスケールの大きな安定したソロがたっぷりと聴ける。
———93年死去。

制作協力:
OKMusic

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