川畠成道の記事一覧

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繊細な、絹のような音色をもつヴァイオリニスト。そっと、やさしく動くメロディが、聴衆の心にささやきかける。彼には特に大きなコンクールの優勝歴は見当たらないが、演奏を聴けばそのような「肩書き」は全く不要なのだということが分かる。
1971年、東京生まれ。8歳の時、アメリカ旅行中に飲んだ風邪薬が原因で視力を失った。10歳で父親と同じヴァイオリニストへの道を決意し、その3年後、アイザック・スターンの公開レッスンで認められる。桐朋学園大学卒業後、奨学金を得てロンドンの王立音楽院に進学し、四半世紀に一度開催される音楽院175周年記念コンサートでソリストを務める栄誉を与えられ、演奏したブルッフも高い評価を受けた。数々の賞を受賞、首席で卒業し、更に同音楽院で史上2人目のスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与された。
現在はロンドンに居を構え、フランス、ドイツ、オーストリアをはじめ、世界各国で精力的な演奏活動を行っている。

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