川本嘉子の記事一覧

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日本屈指のヴィオラ奏者。東京都交響楽団に在籍しながら、室内楽にソロ活動にと多忙な日々を送っている。一見おっとりとした外見だが、豊かな音色をもったその演奏は、スケールが大きく、激情を内に秘めている。ヴィオラという地味な楽器の特性を、ここまで生かし切れる演奏家は、そうはいない。最晩年のバーンスタインの指揮で演奏した貴重な経験の持ち主でもある。
桐朋学園大学に学び、ヴァイオリンを専攻しながらヴィオラの才能も認められていた。89年、第6回東京国際コンクール室内楽部門にてイグレック・クァルテットのメンバーとして優勝。89、90年にはタングルウッド音楽祭に招待を受けて参加し、バーンスタインと共演した。91年の東京都交響楽団入団をきっかけに、ヴィオラへ転向し、現在に至る。

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