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49年7月17日、アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれ。
息子というものは当たり前のように父親と違うことをやりたがるものだが、親子で同じ楽器を演奏するミュージシャンというのも実は結構いたりする。
当初トランペットを演奏していたチコ・フリーマンが、父親であるヴォン・フリーマンのようにテナー・サックスを吹くようになったのは、大学在学中であった。当初R&Bバンドで演奏していたチコだが、実験的音楽集団である「Association for the Advancement of Creative Musicians(AACM)」の総帥、ムハール・リチャード・エイブラムス(p)と共演するようになってからは、前衛と伝統が交錯するようなジャズ演奏を披露。70年代半ばから後半にかけては学業を続けながらエルヴィン・ジョーンズ(dr)、サン・ラ(p)やドン・プーレン(p)といったコンテンポラリー・ジャズの超一流アーティストらと数々の共演をこなし、79年にはアルバム『Spirit Sensitive』をリリース——モダン・テナー・サックス奏者によるバラード・コレクションとしては最高峰の出来栄えと評された。
80年代に入ると、『Fathers and Sons』と『Freeman And Freeman』(←父親との共演)の2枚をレコーディング。さらに、自ら小さなグループを結成したり、ウィントン・マルサリス(tp)、セシル・マクビー(b)他、多くのミュージシャンらとの共演も果敢に実現させた。80年代も後半にさしかかると自身が結成したフュージョン・バンド、ブレインストームに専念したが、スーパーグループ、Leadersにはアーサー・ブライス(as)、レスター・ボウイ(t)、カーク・ライトシー(p)、セシル・マクビー(b)らと共にメンバーとして参加している。

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