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Capitalist Casualties

(キャピタリスト・カジュアリティーズ)

アメリカの一部のパンクは90年代前半に脚光を浴びたわけだが、同時期にアンダーグラウンドのパンク/ハードコア・シーンでも興味深い動きが起こっていた。カリフォルニアでは、従来のバンド以上の速さと重さで曲の展開が激しいパンク/ハードコア・バンドが同時期に登場。いつのまにか”パワー・ヴァイオレンス”と呼ばれ、日本にも大きな影響を及ぼした。その中核であり、最も息の長い活動をしているのが、90年代初頭結成のキャピタリスト・カジュアルティーズである。
1stアルバムは<SLAP A HAM>から、EP『The Art Of Ballistics』に続いて92年に出た『Disassembly Line』。このころにはキャピタリスト・カジュアルティーズの評判が、アメリカだけではなくヨーロッパや日本にも広がっていた。それぐらい、彼らのサウンドは新鮮だった。スタイルとして新しいとは言えないかもしれないが、M.D.C.やD.R.I.あたりの初期USハードコアの猛烈に速いサウンドを激化させた感じなのだ。ブラスト・ビートも使うが、グラインド・コアと呼ぶにはメタルっ気は少なく、ファスト・コアとも呼ばれる。リード・ヴォーカリストをとるメンバーが2人いるのも強みだ。歌詞は社会的な内容だが、ダイレクトな表現をとらず、ヒントを並べていくような書き方である。
キャピタリスト・カジュアルティーズの音源発表数は異常に多く、特に90年代の半ばあたりは、さまざまなインディ・レーベルからEP、スプリット盤、コンピレーション盤で膨大な量の音源を発表した。その後ペースが落ちたが、99年には2ndアルバムの『Subdivisions In Ruin』を出し、来日公演も果たした。(行川和彦)

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OKMusic

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