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Cab Calloway

(キャブ・キャロウェイ)

白い燕尾服をまとい笠をかぶり、大口を開いて白い歯を剥き出しニカッと笑う——そして、踊りながらビッグ・バンドを指揮するキャブ・キャロウェイ。高尚で難解にとられがちなジャズを、自分のエンターテインメントを達成するための手段として使っていたヴォーカリストだ。戦前ジャズ・シーンにはこういう芸人風情なアーティストが多数存在したが、彼はその筆頭である。スタイルとしては、ジャンプ/ジャイヴといったトコロ。ジム・キャリーのように豊かな表情で観客を魅了し、スラングを多用した歌詞/強烈なコール&レスポンス/“ハイディ、ハイディ、ホー”というユニークなスキャット(映画『ブルース・ブラザーズ』でも好演された、代表曲「ミニー・ザ・ムーチャ」より)で、またたく間にアメリカ全土を席捲。——94年に亡くなるが、最後まで元気にド派手に生き抜いた、最高にヒップな男だった。

制作協力:
OKMusic

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