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Black Sheep

(ブラック・シープ)

おとぼけ風味のラップが魅力的な、ドレス(ドレズ)とミスタ・ロングのふたりからなるブラック・シープ。彼らのデビュー・アルバム『ウルフ・イン・シープズ・クロージング』(91年)で一番惹きつけられるのは、ジャズを中心にサンプリングしたメロディアスなトラック群だろう。それらは単純に楽しく聴けるものだが、絶妙なタイミングで間を開けたりホーンやピアノなどのサンプル片を巧みに被せることで、またひと味違った興趣を生み出している。そのような耳なじみのいいナンバーたちはヒップホップ村の村民たちの心をグワッと掴み、アッという間にクラシック・アルバムへと祭り上げられてしまった。
94年に発表された2nd『ノン・フィクション』も、ややダークな雰囲気を漂わせてはいるが前作と同路線を辿るアルバムであり、見事な高クオリティを誇っている。
その後ソロ・アーティストに転身した両者だが、正直大きな人気を獲得したとはいいがたい。そういう状況下で04〜05年に突如舞い込んできた「ブラック・シープ再結成」という報せは、少し虚しい感じもするが、ことさら楽しみでもある。

制作協力:
OKMusic

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