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Bjork

(ビョーク)

ビョークはどのジャンルにも入れがたい存在だ。ジャズ・シンガーやクラスレコードのパンク嬢を経て、シュガーキューブスで国際的スターになった彼女だが、これはほんの序の口。93年のアルバム『デビュー』から、カールヘインツ・ストックハウゼンのスコアにレイヴ・カルチャーを取り入れ、二つの音楽性の共存を実現。その音楽は巧妙に作られ、明快でありながら、露骨な押し売りをしないものとなった。 ネリー・フーパー/ハウイー・B./アレック・エンパイヤ/プライドといったプロデューサーを迎え、さまざまな手法にトライしつつ常に最新鋭のサウンドを展開するビョークは、メインストリームに突出し過ぎない、アーティスティックなポジションをキープしているといえるだろう。
また音楽の方向性を変化させても、彼女の声はさわりを聴いただけですぐにそれとわかる。そして、「アーミー・オブ・ミー」で抑制された怒り、「イッツ・オー・ソー・クワイエット」で溢れんばかりの嬉しさ、「オール・イズ・フル・オブ・ラヴ」では無上の歓びを表現するなど、幅広い感情表現が炸裂する様も圧巻だ。——彼女は常にユニークで完成度の高い音楽を作り続けるだろう。

制作協力:
OKMusic

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